親身になればなるほど泥沼に!?
その方は、HSPでエンパスの方なのですがカウンセラーさんのお仕事をされている人で、ある相談者に何度も何度も連絡が来て困っているとのこと。
これ、HSPやエンパスの人が相談にのると陥っちゃうパターンです。親身になればなるほど泥沼になっちゃうんですよね。
よくある最悪なパターンとしては、
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と、なります。これは、私の実体験です、
相談者にとっては結果が全てなので途中放棄されたと感じますし、HSPやエンパスの人は最大限やったのに報われないどころか後味悪く終わってしまうことも少なくありません。
共感性が強いからこそ制約は必要
こういったループを避ける為にも、繊細体質の人は相談を受ける前に
きちんを制約を設けるべき
だと思います。
例えば、事前に「体調によって無理かも」といったことを伝えておいたり、「この時間は避けて欲しい」という事を伝えるなど自分の時間をきっちりと確保するようにすることです。
HSP・エンパス体質の繊細さんといわれる体質の人は、真面目な人がすごく多いように感じます、その真面目さ故にギリギリまで相手の期待に応えようと頑張ってしまって、最終的に自分の時間も全て犠牲にしてしまうので自分がボロボロになってしまいます
そして途中で自分に限界が来てしまって相談が聞けなくなったら相手に「裏切られた!」と言われて、頑張ったのに後味が悪くなる結果になる、という不器用な人が多くいると感じます。
すごく優しい人たちが相手のことを考えて行動した結果なのに、自分が傷つく結果になっていることに私自分も身に覚えがあるだけに胸が痛みます。頑張ったのにね、悲しいね、って一緒に泣きたくなります。
そして、傷つくとその後で大変苦しむのも繊細体質な人。
ケロッと忘れることは難しく、その嫌な気持ちややりとりがフラッシュバックしたりループします。
この間、Twitterでそういった問題に巻き込まれた繊細体質の人と
「記憶消去スプレー」
が欲しいと話題になったくらい、いつまでも記憶に残り続けてフラッシュバックに苦しみます。
無償の愛を他人に注ぐのは不可能
自分を守る事を考えても、やはり前もお話しましたが線引きして下さい。繊細な体質な人が自分を守る為、そして相手に過度に期待させない為、そして結果を最悪な状況にしない為にも、親身になることはほどほどにしなければいけないと思います。
マザーテレサのように無償の愛が注げる人であれば良いかもしれませんが、彼女は優しさも持っていましたが強さや打たれ強さも同時に持ち合わせていた女性だと思います。感謝される中にも、過度に期待する人から「自分の期待した通りじゃなかった」と悪口を言われることもあったでしょう。そして、彼女も陰で沢山泣いたり悩んだりしてきていると思います。
それでも、彼女は自分の信念を通す「強さ」が備わっていたからこそ、本当の意味での「無償の愛」を人々に注ぐことができた偉大な女性とされているのだと思います。
時には「NO」と言える勇気を
調子の悪い時や難しい時は、「NO」と言える勇気も必要です。
「NO]と言えないのであれば、相談には乗らないようにする避けるようにする配慮をして下さい。「人の力になってあげたい」と思うのと「人を救える」は残念ですが、イコールではないのです。
優しさ故に、「救ってあげたい」「苦しんでるから話を聞いて楽にしてあげたい」という気持ちが前面に出てしまう繊細体質の人ですが、無償の愛を注ぎ続けることは難しいという事を踏まえて、自分の身の丈に合ったキャパ要領の中で人に優しくしていけたらいいですね。
【対処法】線引きは明確に
私自身も私生活でも相談を聞くことは多いですし、今は占いを通して人の相談にのる機会が多くあります。
自分の経験からこれは最重要事項だなと思ったことは、
きちんと自分と相手との線引きをする
ということです。
相談を聞くのであれば、
- 親身になりすぎない
- 相手のペースで聞かない
を遵守して、全て自分の中でしっかりと線引きをして下さい。
特にHSP・エンパス体質の人は相手の気持ちが分かりますし、的確なアドバイスをしてくれます。そうすると、その相談をした相手も気持ちが楽になるのでどんどんこちらに頼ってきます。
だんだん、頼る回数も増え、時間も増え、そして私生活まで浸食されて、こちらがキャパオーバーになって「ちょっと具合が悪くて聞けない…」と言っても、「私を見放すのね!友達と思っていたのに!」という最悪な結果になって友達を失ってしまう、という最悪な結果を招いてしまうことも。
相談相手は、こちらに「苦しみ」を吸い取ってもらって楽になるのでどんどん相談しに来ますが、だんだん遠慮がなくなり、こちらもその苦しみを排出しても排出しても追いつかない、助けてあげたい気持ちはあっても身体がいう事をきかない、そして相手には非難される…という、親切心や思いやりの気持ちが、悲しい状態で返ってきてしまってしまうことになるのです。
こういった負の連鎖を避ける為にも、きちんと線引きをするのは敏感体質の人には特に重要事項です。
具体的な自分を守る方法とは
例えば、
- 「悩みは聞くけど、体調が悪い時は言うからその時はまた今度にして欲しい」
- 「この時間になら聞けることが多いから、この時間の間に電話してくれるならいいよ」
と、事前アポイントができるような状態であれば事前アポイントをお願いする事です。
そんなきっちり決めごとをしなきゃいけないの?と嫌な気持ちになるかもしれませんが、これも自分自身を守る為に、そして体調を一定に保ち続ける為に大切なことです。そして、相手との関係を壊さない為にも必要なことです。
元々、繊細な体質の人は体調が不安定な人も多くてコントロールが非常に難しいので、体調が悪い時に無理して相談に乗るなどといった無理は絶対に禁物です。体調不良時に、悩みを聞いてしまうとたちまち体調不良に拍車をかけてしまうことも…。
また、相手のペースに合わせて言われるがまま相談にのってしまうことで、自分とその相談相手との境界線が曖昧になり、上手く気持ちを切り分けて排出できなくなるなります。
こうした状態のままで相談にのってしまうと、自分と相手の境界線が曖昧になり、混乱してしまって相手の気持ちをそのまま自分の気持ちとして溜め込んで、どんどん蓄積してしまうことになってしまいます。
大切なのは「自分自身」です、そして自分をコントロールできるのは自分自身だけです。自分が健康でなければ、自分を取り巻く全ての世界が崩れ自分を取り巻く状況にとって最悪な状況を招きかねません。
自分を守れるのは自分自身だけ、というのを常に念頭に置いて頂ければと思います。
まとめ

- コンディションの良い時に
- 自分の都合や体調を優先して
- 相手のペースに巻き込まれないように主導権は自分が握る