【落ち込んでどうしようもない時】自分をまるっと受け入れる大切さ

目の前が真っ暗・先が見えなくて不安だと感じる日

私生活や会社で嫌なこと会った、人間関係が上手くいかない、彼と喧嘩した、仕事がなかなか決まらない…生きていれば悩みが尽きなくて、そういったことが複数重なるとなかなか気持ちが回復しないこともありますよね。

私もそういった気持ちになることが数ヶ月に1回はあり、最近もそういった気持ちになりました。

それどころか、日に日に気持ちが重く黒くなっていくのを感じたので、「このままじゃダメだ、立て直さなければ！」と本能的に感じ、色々と回復できるような方法を試して模索していました。

1.時間薬が効くかも…放置

時間がたてば気持ちも薄れるかなと、思いましたが全く薄れませんでした。それどころか、根本は解決していないからなのか、数日、悪夢にうなされて苦しみました。

時間が経過すれば多少は薄れたりすることもあるのですが、揺り戻しのようにまた症状が強くなったり弱くなったりするだけで、私にはあまり効果がないように感じました。

2.自己分析してみる

自分のどこが悪かったのか、どうすれば回避できるのかを考えてみましたが、答えは出ることはなく答えが出ないまま苦しい時間を過ごすだけでした。

今回の問題は何かすれば解決する問題じゃないですし、受け取り方の問題でもあったので、自分が何かすれば解決するものでもなかったので、自分を無理矢理変えようとしても何も解決しませんでした。

それ以前にそんな簡単に変われないですしね、人という生き物は。

3.愚痴る

人に愚痴ってたんですが、一時的に気持ちは楽になるものの翌朝にはまた愚痴りたくなり…。何度も聞かされる方も辛いだろうし、それ以上は何も言えないまま気持ちを飲み込んでしまって逆に苦しくなってしまいました。

愚痴も聞かされる方はあまり気分が良いものではない、と自分で体感しているからこそ人に愚痴って発散するという観点では一時的には有効でも、長期的なスパンで考えると微妙だな…という結論に達しました。

一番有効なのは「自分の弱さを受け入れる」ことだった

と、どれも徒労に終わり、風邪を引いて喉も痛かったので考える気力も消え失せて、布団でぼんやりしていた時にふと言葉が頭に思い浮かびました。

自分の弱さを認めてあげる

という言葉が頭の中に浮かんで、その途端気持ちが本当に軽くフワッと浮いたような感じになり、視界がパッと明るくなりました。これだったんですね、答えは。

確かに、ずっと考えながらも私は大丈夫、誰にも傷つけられたりなんかしない、と必要以上に自己暗示をかけて巨大な壁を作っていました。弱い自分なんていない、弱みを見せたら悪意に食い殺される、そんな虚勢を一生懸命に張って対抗しているつもりでいました。

でも、実際は私自身が自分の弱さを隠して守るために強さを一生懸命誇張して、弱い自分を隠して気を張っているのがモヤモヤの原因でした。

私も一人の人間、傷ついたり泣いたりするのは当たり前だから、そんな頑張って強さを出さなくてもなくても大丈夫なんだ。と気がついたら気持ちがとても楽になりました。

弱い部分があって当たり前、人間だもの

人間なんだから強い部分ばかりではない、弱い部分もあって当たり前だと常々分かっているつもりでも、堂々としていなければいけない、そして負けず嫌いな性格もあり物事を「勝ち負け」で括ってしまう癖があるので、どうしても「負けたくない！」という気持ちが強くなると、私は度々こういったことが起こります。

「自分らしく」あるためにはまだまだ私も修業が必要です。感覚を研ぎ澄ませるようになってから、違うものは違うと白黒はっきりとわかるようになったこと、そして自分の中の違和感をきちんと察知できるようになり、分かりやすくはなったもののまだまだ自分を上手くコントロールできていません。

これから先、もう少し「ありのままの自分を好きになる」ことがこの出来事で浮き彫りになった私の課題です。弱い部分や繊細な部分、悲しい辛いことから無理やり目を背けない、そして自分の怒りや悲しみを理解して、包み込んで昇華してあげられるようになりたいとそう感じました。