愛されたい症候群とは?
愛されたい症候群とは、
いつも自分が愛されていることが実感できないと不安になったり、落ち着きを失くしてしまったりしてしまうこと
を指します。そして、そういった行動が時に周りの人にとって大きな負担になります。
愛されたい症候群の人は、
- 愛されることが好き
- 恋人に捨てられるのが怖い
- 嫉妬深い
- 恋に見返りを求める
という特徴があります。
その心理の根本の問題は、幼少期の環境が原因で人一倍愛されたい欲求が強くなっていることも大きいようですが、愛されたい気持ちが強すぎると反対に愛されにくくなりがちですので、まずはこういったことを自覚して改善していく必要があります。
意外と多いと感じる「愛され症候群」
占いで多いのが、「彼の気持ちを教えて下さい」というもの。まぁ、お気持ち特化の鑑定をしていればこういう相談が圧倒的に多くなります。分かりにくい彼の気持ちや告白後の心境の変化など、その内容は様々になります。
そんな中で、「ん?」と思うのは自分の尺度で彼の気持ちを疑っている人。
例えば、彼から「今月は〇〇で忙しいから連絡の頻度が減るかも。でも、なるべく連絡するようにするね!」と告げられた。そうしたら、毎日朝晩連絡は必ずあったのに連絡がない日が出てきた。どうして!!メールする時間くらいあるはずでしょ!?もしかして、浮気しているのは?」という相談内容。
そういう時は大抵、「自分だったら」ちゃんと連絡するのに、「自分だったら」寂しい気持ちにさせたりしないに、といった
「自分だったら」
という無意識に自分の尺度で物事を考えている事が多くなります。
「自分だったら」と考え始めたら要注意
でも、よく考えて下さい。
相手は自分とは違う人間、そして彼はもし彼女から「今月は忙しい」と連絡があったら「そうなのか、じゃあ邪魔しないようにそっとして連絡も控えよう」と気遣ってそう考えるような人かもしれません。
そういう考え方の人であれば尚更、実際「忙しい」と告げる側になったとしても「連絡なくても、ちゃんと忙しいと告げであるのだから大丈夫だろう。分かってくれるだろう。」という結論になります。
この時点で既にお互いの気持ちに差が出てしまっていて、これでは彼女が大爆発してしまうのも時間の問題です。連絡がないことに不満を持って、でも「忙しい」と言われているから不満をぶつけるわけにもいかなくて、あなたは我慢に我慢を重ねているのですから。相と苦しい状態になってしまいます。
こういった不満を重ねてしまわないように、相手の気持ちや行動を考えるときは「自分だったら」とは考えてしまったら考えを改めるようにしてみて下さい。逆に、「自分だったら〇〇するのに」ではなく「相手だったらどう考えるかな?」と相手に置き換えてから考えることがポイントになります。
ここでそのまま彼には何も言わずに我慢していたら爆発してしまったら、彼も「忙しいって事前にちゃんと伝えただろ!?」と彼女が何に怒っているのか全く理解できず、彼も忙しいのに感情的になっている彼女の話を聞かないといけなくなって最終的に愛想を尽かしてしまう可能性だってでてきます。
我慢した挙句、彼に愛想を尽かされる、もう踏んだり蹴ったりの状態になってしまう可能性も高くなってしまうのは悲しくありませんか?
言葉にしてきちんと伝えておくことが大事
そういった事を回避する為の解決法のひとつとして、「自分の気持ち」をきちんと伝えておいたり、「もし忙しくて難しいなら構わないけど、朝晩は連絡くれるととても嬉しい」と自分の気持ちをしっかり伝えて、彼と気持ちのすり合わせをできるだけしておくと良いと思います。
察して欲しい、というのはお互いの気持ちにズレが生じる可能性が高いのでNGです。
もちろん、察して貰えればそれが一番かもしれませんが全ての人が察する能力を持っているのかといえばそうではありません。持ってない人も多いでしょう。
「重くない?」「迷惑じゃない?」と考えてしまうかもしれませんが、我慢を重ねて爆発されて彼も「忙しい」と告げたのに忙しい最中に慰めたり話を聞いたりしなければならない、問題が大きくなってしまって気持ちが枯れてしまう、という後々の最悪な結末を迎えるよりずっとマシではないでしょうか。手紙でもメールでも構いません。
また、自分の気持ちを伝えたことで「きちんと気持ちは伝えてあるけど朝の連絡がないってことは、すごく忙しいんだな。私も頑張ろう」としっかりと自分の気持ちを伝えているという事が前提になあるので、気持ちを切り替えることができます。
要は不透明な部分があるからこそ、そこからモヤモヤや不安が膨らんで大きくなってしまって気持ちがソワソワしてしまうのが原因のひとつでもあるので、
「強制ではないけど、こうしてくれると嬉しい」
という気持ちは惜しみなく伝えておきましょう。
相手の為にも、自分の為にもお互いにお互いの気持ちが分からない間柄だからこそ、小さなものでも気持ちのすり合わせは小さな気持ちのすれ違いを防ぐためにも、そうした小さなすれ違いを重ねて大きな溝にしない為にも、重要になります。
自分自身で大切な恋を壊してしまうのは避けたいものです。小さな歪みが放置していると大きな亀裂になるのが恋愛です、小さな歪みは早めに補修しておくのが恋愛において重要なのではないかと私は思います。
まとめ
- まずは自分が「愛され症候群」であると自覚する
- 相手の立場に立って考えてみる
- 自分の気持ちは出来るだけ言葉にして伝える